素敵な出産祝いを考える。
さて、前回の「海外転職ブルー」もほぼ、なくなり
日本での生活も残すところ10日となりました。
送別会やら役所の手続きやら英単語DUOやらをやりつつ
渡印の気持ちがじわじわと高まっております。
先日、大阪から東京に帰ってきた事もあり、
大変お世話になっている東京の美容師さん(女性)に連絡を取ったところ、
「髪の毛切れないや~ごめんね~いまわたし産休中なの~」
「ええーわああーーおめでとうございます!!!」
となったものの、私は
暗黒の中高6年間男子校
という鬼の様な青春時代を過ごしてきた為、今回の様なケースは実は初めて。
さて、何をプレゼントしたらいいのだろうか。
色々悩むも暗黒の中高6年間男子校を過ごした私にはピンと出てこない。
そして、この話をたまたま聞いていた母から、
「それなら、絵本がいいよ。」
と、ひとこと。
思い返せば、母はむかし保育士だったじゃないか。
出てきそうで意外と出てこなかった絵本。
絵本であれば、他人と被る心配も少ないし、衣類と違って
好き嫌いは気にせず選べそうだし、何より相手に気を使わせない価格帯だ。
せっかくだし、自分が良く読んでもらっていた絵本を探す。
パッと本棚から出てきてくれたし、この2冊にしよう。
名作、せなけいこさんシリーズ。
「あーこれ懐かしいーー!」
と画面の向こうから聞こえてくる。
久しぶりに絵本を読んでみる。
今、この歳で絵本をしっかりと読むと内容はかなりシュールだ。
「ねないこだれだ」は寝ないこどもが主人公。
そのこどもに夜遅くに起きている動物(ふくろうやらネズミやら)を紹介する。
しかし、「夜は動物の時間ではなくおばけの時間」、
と表紙を飾っているおばけが登場する。
そして、寝ないこどもがおばけの世界に連れ去らわれる話。
「あーんあん」は幼稚園に行くのは良いけれど、
お母さんと離れるのが嫌な男の子が主人公。
幼稚園で主人公の男の子がお母さんに会いたくて泣き出してしまうと
周りのこどもたちも寂しくなってみんなで泣いてしまう。
そのうち、なみだが溜まってみんな魚になってしまうが
お母さんが網とバケツを持ってこども(魚)を助けに行く話。
最後の文章は「 ぼくを たすけて くれるでしょ 」 という
少し含みを持たせるというか、なぜかこの一文に心がざわざわするさせられる。
ここまでこの記事を書いて、
今まで書いてきた記事で群を抜いて取り留めのない話だと気が付いたが
もったいないので書き進めることにしよう。
そして最後のページを捲ると、
ねないこだれだの方には、おばけ型の写真が
あーんあんの方には泣きべそをかいている赤ちゃんの時の写真が
セロテープ感満載で貼られていた。
なんで?と聞いてみると、
赤ちゃんは自分の顔を見ると喜ぶ習性があるらしい。(うちの家だけ?)
別に自分の兄弟の顔をわざわざアップする必要もないが、
母の愛情を感じたので親孝行がてらアップしようか。
まあ結局、渡印10日前の私が考えている事は、
「あー、早く髪切りてー。」
ということでした。